整体でパニック障害が治りやすい人と治りづらい人②

こんにちは。院長の河村です。

今回の内容は整体でパニック障害が
治りづらい人を書いていきます。

整体でパニック障害が治りやすい人は
前回の記事をご参考ください。

整体でパニック障害が治りづらい人

  • 数年間、抗うつ剤や精神安定剤を飲んでいる
  • 食生活に偏りがある
  • 本当は治りたくない、治らない方が楽

〇薬を飲み続けている

長い間、薬を飲み続けている場合、
整体だけでは改善するのは困難です。

減薬に積極的に取り組んでいる医師と
相談しながら、減薬に取り組んでいくほうが
良いでしょう。

同時に生活改善も取り組んで
いくことも大事です。

薬を飲み続けている限り、パニック障害が
完全に治ることはほぼないと言ってもいいでしょう。

薬を飲まなくても、生活に支障が無くなるのが
治ったということです。

整体ではパニック障害が改善することは
可能ですが、完全とは言えません。

完全に改善するには、生活改善、減薬から
最終的には断薬までいけるよう、しっかりとした
覚悟が必要です。

上記でも書きましたが、減薬には
医師の指導が絶対になります。

自分の判断でやってしまうと、
離脱症状がでてきてしまうのでやめましょう。

中には、減薬に否定する医師もいます。
なので、減薬に積極的に取り組み、
サポートしてくれる医師を選んでください。

〇食生活について

パニック障害の原因の一つは
セロトニン不足と言われています。

これは脳に必要なセロトニンが
届いていないのです。

パニック障害で当院に通院している方たちに
お話を聞いてみると、
偏った食事をしていました。

甘いものをよく食べ、飲んだり、
昼寝をしたいから早食いをしたり…
ストレス解消のためなのは理解できますが、
このような食生活ですと、治りづらいです。

〇治りたくない?

パニック障害はある意味、あなたを
守るために発症しているかもしれません。

例えば仕事や勉強、子育てに対して
プレッシャーが大きすぎて
心と身体の限界を超えてしまったら、
パニック障害を発症する人がいます。

あまりのプレッシャーでも休めない、
上の立場でもあるから休めないなど、
事情は様々です。
なのでパニック障害であると
色んな側面でセーブできます。

仕事は休める、子育ては代わりにやってくれるなど、
正当な理由ができるのです。

このような場合、頭では治りたいと思っていても、
心の奥底(潜在意識)では治ったら、またあの
プレッシャーが襲い掛かってくる、嫌だ!
それならパニック障害のままでいい!
と思っていることもあります。

あと、パニック障害のままだと、
周りの人が優しくしてくれたりするので、
その状況が心地よく感じてるので、
このままでもいいのでは?
と思っていることもあります。

しかし、これらは無意識、潜在意識の領域なので
頭の中での考え、思いでは考えてはいません。

ノートなどに、今の状況、これからのこと、
このままでいたら未来の自分はどうなるのか?
自分の気持ちを素直に書いていくと、
本当の考え、気持ちに気づくことがあります。

日本人は他の誰かに訴えることに
躊躇しがちですよね。
それができないから、パニック障害として
自分の気持ちを訴えてるのかもしれません。

このような場合、潜在意識の深い気持ちや感情に
気づいていくようにしないと、整体を受けるだけでは
根本的な改善が難しいです。

ですが、本人が「本当に治りたい」という
強い気持ちを持っている場合には
改善していくようになっていくでしょう。

いろいろなケースがありますので、整体だけでなく、
様々なアプローチを組み合わせて
パニック障害改善のお手伝いをしています。