こんにちは。院長の河村です。
ここ最近、うつで悩んでいる人が
増えてきてます。
当院に通院している方でも
職場の人、身近の人が同じ症状で
悩んでいて困っていると聞きます。
なぜ、増えてきてしまったのか?
それはある理由があります。
それは…
前にテレビCMで製薬会社が
「うつは心の風邪です」と
宣伝をしていた時期がありました。
心の風邪=薬で良くなる
このような狙い?があったようで
以前は心療内科や精神科には
行きづらかったのがこのCMのおかげで
患者の数が増え、抗うつ剤を処方する
数も増えてきたのです。
病気を治すためというより、
新しい薬を売るためとの見方もできます。
もちろん、治すためかもしれませんが、
その抗うつ剤は約8割も効果がでないと
言われてきています。
残りの2割が「本当のうつ」ではないのか?
と私は考えています。
ん?何言ってるの?という
声が聞こえるような、聞こえないような…
本来のうつ病は理由がないのに気分が沈んだり、
周りに対して無関心になって感情が
わからなくなってしまうような状態でした。
これを「単極性うつ」と言われています。
このようなうつの患者数は非常に少なく、
心療内科や精神科の医者でも
稀に出会う病気だったそうです。
しかし、近年では身内が亡くなって
気分が落ち込んだり、仕事のストレスで
不眠や抑うつ症状が出たりといった、
はっきりとした原因がわかるケースも含めて
うつ病という解釈がされるようになったのです。
つまり、うつという定義を広げることにより、
患者さんの数を増やし、薬を売り続ける。
これこそ悪い循環ですね。
あなたの「うつ」が薬を飲み続けても
治らないのは、薬が原因かもしれません。
時代は常に新しいものを作り出しています。
真剣に病気を治す!
という気持ちもあるでしょう。
ですが、うつの患者さんはそれを否定するように
増えてきています。
不思議ですよね…