こんにちは。院長の河村です。
最近、過敏性腸症候群で悩んでいる方が
増えてきています。
特に若い女性が増えてきています。
現在も当院に何名か通院している方がいます。
過敏性腸症候群はストレスが
原因の一つとされています。
家にいるときは下痢などの症状は
おきませんが、ストレスを感じると
お腹が痛くなったりするやっかいな
症状です。
そこで、過敏性腸症候群の改善に
効果がある食べ物を書いていきます。
同時に、控えたほうが良いものも
書いていきますね。
善玉菌を増やし過ぎるもの危険!
悪玉菌が多いと下痢や便秘に
なると言われています。
そこで善玉菌を増やすために
ヨーグルト、納豆、キムチなどの
発酵食品が良いとされています。
もちろん、発酵食品は良いのですが、
過剰摂取して善玉菌が増えすぎても、
下痢になるのです。
ならどうすればいいの?
という声が聞こえるような気がします(笑)
今、腸内環境を良くするのに注目されているのは
「FODMAP食」です。
FODMAPを構成するアルファベットはそれぞれ
- F:発酵性
- O:オリゴ糖(小麦、たまねぎなど)
- D:二糖類(牛乳やヨーグルト)
- M :単糖類(蜂蜜やくだもの)
- A:andのA
- P :ポリオール(人工甘味料)
を意味します。
過敏性腸症候群で悩んでいる人が
これらを取り過ぎると、過剰な善玉菌が
小腸から大腸に移行し、大腸が刺激されて
下痢になったり、お腹がごろごろします。
このFODMAP食が2014年から
提唱され、世界的に広まっており、
2種類に分類されています。
それは、高FODMAP食と低FODMAP食です。
そのうちの一つ高FODMAP食を過剰摂取すると
下痢になりやすいと言われているんです。
なので、低FODMAP食に変更すれば
過敏性腸症候群が改善しやすくなる
可能性は高まるかもしれません。
気にる方は低FODMAP食に
変えてみてください!
↓に2種類の食べ物を載せておきますので
参考にしてみてくだいね。
高FODMAP食
- 牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム
- プロセスチーズ、クリームチーズ
- 納豆、豆類、玉ネギ、ネギ、ニラ、ニンニク
- ゴボウ、キムチ、サツマイモ、マッシュルーム、カリフラワーな
- 小麦、大麦、小麦粉(ラーメン、パスタ、うどんなど)
低FODMAP食
- バター、ラクトフリー製品(乳糖フリー)
- カマンベールチーズ、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズ
- ナス、トマト、ニンジン、ピーマン、ホウレンソウ、
- カボチャ、ジャガイモ、レタス、タケノコ、白菜、キャベツ
- 米、シリアル、ビーフン、グルテンフリー食品、米粉
※キムチは高FODMAP食で、
白菜は低FODMAP食なのか?
白菜は善玉菌の鉱物でもある
食物繊維が豊富です。
それが原材料のキムチは、
発酵によって善玉菌活性が
さらに増し、その善玉菌が
悪さをする恐れがあるのです。